われわれは音楽に何をもとめるのでしょう。会場の緊張感、ライブの熱狂・空気、そのすべては人が人に感動を与えるものです。そんな情熱と感動にあふれた有機的な情報伝達として音楽に溢れる事が出来ればと考え記録された信号を余すことなく再生したいと言う事をテーマにし、10年が経過いたしました。これからも感動をくまなく伝えることを使命と心得、これから新しい方向性を取り入れ歩み続けます。
 
新製品情報
CEa-80.2 2chパワーアンプ
  標準価格 \262,500 販売価格 \228,000 【購入】
 
□出力  :  2ch 40w×2(4Ω)AB級動作
          80w×2(2Ω)
         瞬間最大出力 480w(<1Ω  電源入力 80A <3%)
         ロー/ハイパスフィルタ付き
□周波数特性  :  10〜40KHz(±0.5dB
□S/N比  :  100dB
□全高調波歪率  :  <0.03% (at 20〜20KHz)
□入力感度  :  200m〜V4V
□入力インピーダンス  :  20KΩ
□FUSE  :  30A×3
□機能  :   1)入力ゲイン調整(左右共通)
       2)FASE control  (0〜180°)
       3)LP/HP/BP SW  (turn over 12dB/oct)
                     (control frequency 40〜160Hz)
       4)THRU LINE OUT RCA
□サイズ  :  W350×H56×D210mm


 今回開発しましたアンプは、一言『このままでは終われない』の一心の思いで開発に取り組んでまいりました。それは、単純な出力競争からの脱却、電源の重要性の認識、筐体の共振・冷却性能の見直し、音楽の変化に柔軟に対応する運動性、これらは小社これまでの歴史の中で教わったこと、自ら開発してわかったことのほぼすべてであります。15年以上も前になりますか、Xtantに出会った時、特にこの電源と各種のモジュールを採用した従来になかった信号経路の考え方に感嘆し、これを以降の製品づくりに生かせてまいりました。その後 eiju.ブランドを興しODa,BEa,さらに安井先生にご監修頂いたyシリーズへと展開して参りました。

1、新しい筐体

 その経緯の中で今、気が付いた事がヒートシンク(筐体)の放熱効率と共振点でした。eijuブランドを造り始めた機種にわたって展開して参りましたが、静粛感を追及しようとすればするほど音にゴーストの様なものがまつわりついて、何か同じところで不快な音が感じられておりました。特にバッハ等のバイオリンソロの立ち上がり部分や、ピアノ等の右手の高いところなどの表現にそれが見られ、これを打開するにはヒートシンクを新しく作り直すしかないと判断し、従来のアルミとニッケルだけの合金でなく新しく異なる素材を混ぜ、質量を持たせ低い共振点を出すことを狙いました。さらに、これに絞り成型を加え、もう一歩共振点を下げる事に成功しています。カーオーディオの場合従来そこまでの議論はあまりされませんでしたが、ホームオーデイオではすでに尽くされた部分です。これらにより小さくても放熱効率の高い筐体開発に成功しました。この筐体により、さらに深い静粛感が広がると期待しているところです。

2、大容量の電源とシンプルな出力段の構成による静粛感と運動性の確保

 従来カーオーディオ用アンプは出力を確保するため出力Trを並列に多数採用し、大きな出力を得ることが当たり前とされてまいりましたが、今回のeijuは大きな電源(出力500wクラス)の容量を持たせた電源に単純なパラレルプッシュのシンプルな構造としています。これも従来の経験、特にXtantのpure class Aを開発した時の経験からAB級アンプに於いては、石数が増えると確かに出力は増やせますがスイッチング歪が必ず発生します。これに対し石数が少ないと出力は出ませんが、スイッチング歪が少なく特に大きな電源で管理すると深い静粛感とストレスのない運動性を引き出すことができます。今回はできる限りHFEの近い石を厳選して採用しこのシンプルな出力段を構成しています。

EF-100kv/V 10cmフルレンジスピーカー
  標準価格 \100,440 販売価格 \78,000 【購入】
 

コバルトマグネット採用、マグネシウムマグネットカバー
従来の製品より1ランク上の音を再生します。

□振動板材質  :  ピュアケプラー
□インピーダンス  :  3.8Ω
□定格入力  :  30W
□最大入力  :  60W
□周波数特性  :  60Hz〜18kHz
□取付口径  :  102mm取付奥行 60mm

 

   
製品ラインナップ
Tweeter
Speaker (5cm - 10cm)
Speaker (13cm - 16cm)
Subwoorer
PowerAmplifier
CrossoverNetwork
AnalogPhaseController
 
 

3ウェイスピーカーシステムへのご提案

  帯域の拡大をする為に2ウェイ化、3ウェイ化を狙っている方は是非ご相談ください。インパルスでは『簡単』で『安価』な方法で実現する方法をご提案致します。この機会に是非ともご相談ください。
   
アルニコマグネット、ケプラーコーン採用スピーカー なぜ今アルニコなのか?
 
- なぜ今アルニコなのか? -

アルニコマグネットは従来の同磁束量のフェライトと比較して磁束ギャップが非常にシャープな特性を持つ為、ボイスコイルに対する単位面積あたりのバイアスが大きくかかり、コーンの運動がより正確となることで情報量が格段に増加します。ですから、振動帯自体は軽く早いペーパーですが音の重心が下がり、歪の少ない落ち着いた音になるのが特徴です。往年のオーディオファンの方々はその優れた表現力とポテンシャリティーの高さ定評のある存在です。それまで主流だったアルニコがフェライトに変わった時のあのなんとも寂しいフェライトスピーカーの表現力を思い出して下さい。あれから20年、sourceがデジタル化になって、f特、ダイナミックレンジ、S/Nのどれをとっても格段に進歩した今こそアルニコの持つポテンシャリティーが生きてくると考えます。
 
- 振動帯にケブラーを採用した意味は? -

現在eijuでは振動帯にドイツのクルトミラー社の紙のコーンを採用して、それはそれなりに早く、強い情報量の多い再生に寄与していますが、eijuとしては次の世代を担う素材の実験に取り掛かっているようです。これはdupont社のkevlerという素材で、スポーツ用品などに使われてことで有名です。この素材はすでにスピーカーの振動体として使用されていますが、ほとんどが、ビニールコーティングされた状態で使われています。これだと、せっかくの軽くて強い材質をビニールで覆ってしまってはこの良さは出せません。eiju は、生の状態で振動帯に使用したのです。この素材から表現される音は、ひずみが少なく、早く、重心が安定してフルレンジスピーカーに必要な要素を充分に含んでいます。なんと言っても再生の原点を感じさせる音です。
 

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